2015年03月30日

150kmチャレンジ前編 〜平地の法則が乱れる〜

3月某日

ゴルえも〜ん!
なんだい、いなびたくん。
寂れた商店街を盛り上げるために結成された町興しのためのバンドプロジェクトみたいな名前で呼ばないで欲しいめう
僕も納車からもうすぐ3ヶ月、初心者なりに成長してきたと思うんだ。
富士ヒルクライム〜。
早いよ。
返事とか提案内容とかもろもろ早いよゴルえもん。

年明けの納車からもうすぐ3ヶ月。
1月と2月は毎月500kmペースで野と山とを駆け巡り、自分の事ながら成長してきたと感じています。

初ロングライドの嵐山進軍では全身の関節と筋肉がボロボロになり、ちょっと泣いたりもしましたが、今では特にトラブルが無ければ1日で100kmを走っても少し余裕が残るほどです。
そこで今の自分がどこまでできるかというチャレンジ、そしてさらなる成長を望むべく、1日で150kmに挑戦してみたいとチャリ部の部長に相談したのです。

というわけで、平地で150kmに挑戦してみたいんだ!
いなびたくん、成長したんだね……。
待ってて、すぐにルートを引くから!
パパパパッパパ〜!
平地150kmコース〜!!

0328map1.jpg


……。
ゴルえもん、これ、ひとことで言うとだと思うんだけど。
なんだか地図が高度差でシワシワになってるよ。
大丈夫だよ、
山と山の間を走るから実質平地みたいなもんだよ。
そうなんだ。

0328map2.jpg


ゴルえもん、コース断面図の主張が激しいんだけど。
大丈夫だよ、
平地みたいな緩坂も40kmくらいあるし。
それ世間一般では平地と呼ばないんじゃないかな。
あとさっきから『平地みたい』ってなんなの。
こことここが2級山岳だね。
いま山岳って言ったよね。

なんということでしょう。
ゴルえもん改め、ゴルカスというカスに相談したのがそもそもの間違いだったのですが、平地150kmのリクエストに対して用意されたのは2級山岳を2つも擁するガチガチの山コース。距離の更新は望むところですが、獲得標高まで更新したいなどひとことも伝えていません

ええいこんな殺人鬼と同じコースが走れるか!
私は地元でゆるポタをさせてもらう!!
はるちん、せーのでジャンプな。
は? 何を…?
せーの、ジャンプ!
えっ? じ、 ジャンプ!

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(スタッ)

というわけで我々は今、京田辺に来ています。
うわああぁぁぁ!いやだあぁぁ!!!
死にとうないいぃぃぃ!!!!

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1mmも進んでいませんが次回に続きます。
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posted by いなはる at 16:37| Comment(4) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月27日

膝のおっさん再来! 〜グループライド後編〜

前回のあらすじ〜
みんなでワイワイヒルクライムなう!
ヒルクライム楽しすぎわろたwww

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……完全に足が売り切れました。
予定に無かった妙見山タイムアタックで体力をごっそり削られたまま再スタートです。相変わらず妙見山北側の下りは荒れ放題、少しでも油断して穴の上を通ろうものなら強制的に行き先が病院に変更となるロックな路面状態です。

そのまま野間峠西側も下り、野間の大ケヤキ前を通過。相変わらずありなし珈琲は冬期休業の模様。4月から再開との噂ですので、コーヒー好きとしては北摂行きの楽しみがひとつ増えそうです。

106号線から4号線に折れ、あまり印象には残らない明月峠を上り始めたところで振り返るとアルベルトがいません。上りとはいえ勾配的にもアルさんの実力的にも千切れるような場所では無いはず。不安になり少し引き返すと、自転車から降り足を押さえているアルベルトの姿が!

どうした!膝か?
大丈夫か?膝か?
トラブルか?膝か?
なんやなんや膝か?膝なんか?
いや、足攣った……。

なぜか執拗に膝を心配する我々の予想ははずれ、急に足が攣ってしまったとのこと。幸い少しの時間で落ち着いたようなので、全体でのペースを落としゆっくりと進んでいきます。
ところでさっき、なんか一人多かったような。

気を取り直して明月峠に続いて逢阪峠もクリアし、前回はホイールのトラブルで立ち寄れなかった蕎麦屋のある亀岡を目指します。
逢阪峠を越えたあとは亀岡まで下り基調。さきほどからアルさんの足も問題なさそうなので、巡航速度も上昇。交通量が若干増えてくるので、あまり固まらず縦に伸びて思い思いの速度で走っていると、今度はりんぱちが遅れている模様。

どうした〜もうすぐ昼飯やぞ!
いや、ちょっと……膝が……。
(ガタッ)

なんということでしょう……折り返し地点を前に膝のおっさんの気配がりんぱちの周囲に漂っています。話を聞くとちょっと痛む程度とのことなので、ひとまずは休憩ポイントの蕎麦屋まで頑張ることになりました。
このとき、もっと真剣にりんぱちから話を聞けばよかったと、大きく後悔することも知らずに。

(……慢心はあかんで)
(取り返しの付かへんことになるで)
……?
はるちんどうした。行くで。
……何か聞こえたような。
いや、なんでもない。いま行く。

何故か胸がざわつくも、周りを見ればすでに亀岡市街。ちょこちょこ遅れがちになるりんぱちが気になりつつも、蕎麦屋に到着しました。

さてこの蕎麦屋、食べたりログたっりする界隈で評判が良いので、紹介しようと考えていたのですが……。名前を出して紹介すると、お店の人にブログが見つかったら怒られる内容になりかねない感想を抱くことになりました。
まあひとことで紹介すると「そこそこ美味しいけど提供まで1時間かかる天ざるが2000円」という感じです。『亀岡 グルメ』の検索で1位に出てくるお店には気をつけろ!

望まぬ大休憩になってしまいましたが再出発。休みすぎて逆に足が固まってしまうという現象に驚きつつ、今度は元来た箕面を目指して南へと進路をとります。
亀岡盆地を抜け6号線に入り長く緩い坂をしばらく進んでいきますが、やはりりんぱちが辛そうです。

大丈夫か?
ん〜…行けんこともないけど……。
言うても帰るしかないしなぁ……。
まあ頑張るよ。

と言いつつも力を入れずに回すだけでも痛むとのこと。とりあえず前の4人には先に行ってもらい、りんぱちのペースに合わせて少しずつ進んでいきます。

〜〜ッ!
(辛そうやけどどうしようもないしなぁ……)
だから言うたやろ
うわあぁ!ひざのおっさん!?
……? いなはるさんどうした?
え、いや! ひざ! ひざの!!
心配せんでええ。
わしの声はキミにしか聞こえてへんし姿も見えへん。
なんやその設定……。

最初はりんぱちの膝に触れていただけのおっさんでしたが、距離が伸びるにつれぴったりと張り付くようになり、清阪峠を越えた頃には完全に膝十字固めがキマっていました。
流石にこれ以上進むのは無理じゃないかと言う話になり緊急会議。

どうする、どっかで待ってもらって車で迎えに来るか?
いや待つにしてもこのへん民家くらいしかないぞ。
じゃあもう救急車呼ぶか。
いや流石に救急車は……。
でも乗れへんのやったらどうしようもないやん。
膝は下手に無理したらヤバいしなぁ。

行くことも戻ることもできずに山のど真ん中で途方に暮れる我々。楽しかったサイクリングは膝の痛みひとつで危機的な状況を迎えていました。

だから言うたやろ。
無理してもええことはあらへん。
亀岡で街中のうちに何とかしとかへんからや。
……。
……。
俺、行くよ。
……!?
最後まで頑張るわ。

男気・りんぱち、正しい決断かは分かりませんが、痛みを押して自走で出発点まで帰ることを決意しました。
残された上りはあと一箇所。健常な状態でも苦しめられる最大斜度15%を超える清渓小学校前の激坂区間です。「いける所までいく」と決意したりんぱちはゆっくりとしたペースで上り続け、最後には足を付いてしまいましたが、最終的に今日の全ての上りを自分の足だけで走破しました。

素人判断だったことは間違いないし、ひょっとしたら本当にリスクの高い痛みで、何ヶ月も後を引く可能性もありました。それでも我々はりんぱちの頑張りを称え、この日のヒルクライムを終えたことを心から喜びあったのです。

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……それがキミらの『答え』か。
いつか後悔するで。
……まあ、好きにしたらええ。


…To be continued?

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posted by いなはる at 22:36| Comment(2) | ライドレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月25日

チキチキ妙見山レース 〜グループライド前編〜

3月22日(日)

天気の崩れがちだった今年の冬のなかでは珍しく土日続けて好天に恵まれました。
というかこの週末に関しては完全に春の陽気。前日(前回)の記事の通り、冬装備で出かけるには暑すぎるくらいまで気温が上昇。

さてこの日は初回嵐山ぶりの大所帯。自分を含めて6人での出発となりまして、向かう先は「またかよ」との声が聞こえてきそうな北摂の山々です。ありがたいことに皆が地元箕面まで来てくれたので、自走でさくっと集合場所へ向かいます。

本当は西淀川のトイプードルことちむさんも参加予定だったのですが、長きにわたる春との闘いにより満身創痍。集合場所までは顔を見せに来てくれたのですが、インハイ3日目に御堂筋くんを引き続けた石垣くんみたいな顔色をしていました。

おはよーっす。
おーっす。久しぶり。

ここで愉快な嘘吐きクソ野郎どもこと、チームNESTに新メンバーのりんぱちが登場。
といってもロードデビューは昨年末らしいのですが、自宅が中部地方と離れていて機会がなかなか取れなかったため、私と一緒に走るのは今日が初めてです。

お〜。TREK!でかい!かっこいい!
でも俺いなはるさんとそない身長変わらんで
んじゃちょっと乗らせて〜……
って伸びる!膝裏が伸びちゃう!!

悲しきかな、身長は大して変わらないのにりんぱちの自転車に跨がると足が伸びきってしまい、間接的に短足を宣告されてしまいました。
……いやいやそんなはずは。りんぱちの作画が新條まゆ高橋陽一だっただけに違いない。

はるちんサドル上げた方がカッコイイから上げよう
いやぁ! ハムストリング筋腱炎になっちゃうぅ!

そんな感じにワチャドゥしながらちむさんに見送られ出発です。ちなみに残りの名前が出ていないメンバーは、平坦の赤い悪魔ことアルベルト(適当)、南草津のケーブルカーことかみやん(適当)、あとなんかゴルカスとかいう人でお送りします。

あっという間に西田橋に到着し、勝尾寺ヒルクライムがスタート。
登れるゴルさんとかみやん、そして最近山に目覚め始めたドテチンが先行し、アルさん・りんぱちと自分は後ろをゆるゆると進みます。というのもアルさんは平坦屋で山が苦手、りんぱちはそもそもあまり自転車自体に乗れていないということなので、一応のホスト役である私がしんがりを勤めます。
二人とも山はちょっと……と言うわりには、自分が初めての勝尾寺で足つきをした中間地点でも、ペースはゆっくりながらもたれる事なく後半へ折り返し。

最後のカーブを迎え、例の傾斜が強くなるゴール地点が見えたところでウズウズ……。結果的にいつもよりスローペースで登ったので足はかなりフレッシュです。
ここだ! と調子に乗って一度やってみたかったゴールスプリント! ギアを2枚上げると同時にダンシングで限界までペダルを回し一気に加速して二人を千切りそのままゴール!

フゥー!
チョケすぎやろ。
足残ってるの楽しい!!

かなり性格の悪い楽しみ方を見つけて調子に乗りまくる私です。カタコトで『ロードレース ミルナラ ジェイスポーツ』とか言い出しそうな勢い。でもこれ、大正池ラスボスのゴルさんとやってること同じなのよね(スプリント区間の距離とか傾斜は及ばないけど)。

6dai.jpg
せっかく6人も揃ったので普段とらない写真をパチリ。

息を整えたくらいで再出発。コンビニ休憩とゴルカス号のパンクというあまり面白くないジョークを交えつつ一応のメインイベントである妙見山クライムに入ります。

金石橋の信号が青になったところで最後尾についてスタート。さっきも一番後ろにいて前の3人とはあまり話せなかったのでスルスルと加速します。

はるちん行ったぁー!!
!?
タイム出せよー!!
飛ばしすぎやぞー!!
!!?

なにやらスタート直後にアタックをかけたと誤解された模様。
僕はお話がしたいだけなんだ……と青鬼のような心の声を漏らしながら、スピードを殺さず誤解のアタックを本当のアタックにしてしまいます。「いや、ちゃうからwww」とサドルに腰を落とすこともできたのに男って言うのは本当にバカな生き物でして……。

さて止まらなかった以上ここからは孤独な戦いになります。「中途半端なアタックはかっこ悪い」という勝手な持論で最初に後ろが見えなくなるまで飛ばしたため、1kmも進まないうちに息は切れ切れ。ペースは落ちますが、たれきってしまわないようにゆるめのケイデンスで2km地点の法輪寺を通過。このあとは途中の下り区間まで6〜8%程度の勾配で似たような感じがの景色が続くので精神的に堪えますが、我慢のペース維持。

頭と足を切り離した状態で進んでいくと、下り区間に近いカーブが見えてきます。
この下りで足を休めるか、奮起してペダルを踏み速度を稼ぐかでタイムに大きな差が出るのでどうしようかと考えながら、チラっと振り向くと後ろのカーブに一瞬ヘルメットが覗きます。

ひぃっ……!

ゴルさんかかみやんか分からないけど、後ろでワイワイやってたはずの誰かが追いかけてきた模様。最初のワイワイで数百メートルは離れていたはずなのに距離をつめられたことに戦慄しつつ、下りで休めないことを覚悟。
下りのあとのキツい上り返しのことも考えつつ、ギリギリの強度で踏み込み一気に加速します。幸いこちらは妙見山6回目という地の利もあり、九十九折のようなキツいカーブがないことも分かっているので速度を緩めず進行。スピードが乗ったところでは若干足を休めるなどの小細工も挟みつつ、三叉路を左に曲がり後半の上りに入ります。

引き足を中心にガンガン攻めるも、最終カーブ前の直線ではもうヘロヘロ。ゴール直前の妙見宮の旗が立つあたりではもう倒れるんじゃないかという状態でしたが、手元のサイコンの数字を見てこれは記録出さないとあかん!と奮起し、気力でゴール!

なんとタイムは今までの記録を3分以上縮めた25分15秒! stravaで312人中72位という自分の中で快挙と言ってもいい数字を叩き出しました。

30秒ほど待ったくらいでゴルさん、かみやんが続いてゴール。さらに2分ほどドテチンもゴール。
激坂・緩坂・下り・また激坂と表情豊かな妙見山について話に花を咲かせていると、以外にもりんぱちが先にゴール。

おー!意外と速かったな。
アルさんは?途中で置いてきた?
いや、最初から置いてきた。

りんぱち、存外に非情である。
彼の作法に倣い、アルベルトのゴールを待たずに次回へ続きます。

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posted by いなはる at 23:54| Comment(2) | ライドレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする