2015年03月27日

膝のおっさん再来! 〜グループライド後編〜

前回のあらすじ〜
みんなでワイワイヒルクライムなう!
ヒルクライム楽しすぎわろたwww

-----

……完全に足が売り切れました。
予定に無かった妙見山タイムアタックで体力をごっそり削られたまま再スタートです。相変わらず妙見山北側の下りは荒れ放題、少しでも油断して穴の上を通ろうものなら強制的に行き先が病院に変更となるロックな路面状態です。

そのまま野間峠西側も下り、野間の大ケヤキ前を通過。相変わらずありなし珈琲は冬期休業の模様。4月から再開との噂ですので、コーヒー好きとしては北摂行きの楽しみがひとつ増えそうです。

106号線から4号線に折れ、あまり印象には残らない明月峠を上り始めたところで振り返るとアルベルトがいません。上りとはいえ勾配的にもアルさんの実力的にも千切れるような場所では無いはず。不安になり少し引き返すと、自転車から降り足を押さえているアルベルトの姿が!

どうした!膝か?
大丈夫か?膝か?
トラブルか?膝か?
なんやなんや膝か?膝なんか?
いや、足攣った……。

なぜか執拗に膝を心配する我々の予想ははずれ、急に足が攣ってしまったとのこと。幸い少しの時間で落ち着いたようなので、全体でのペースを落としゆっくりと進んでいきます。
ところでさっき、なんか一人多かったような。

気を取り直して明月峠に続いて逢阪峠もクリアし、前回はホイールのトラブルで立ち寄れなかった蕎麦屋のある亀岡を目指します。
逢阪峠を越えたあとは亀岡まで下り基調。さきほどからアルさんの足も問題なさそうなので、巡航速度も上昇。交通量が若干増えてくるので、あまり固まらず縦に伸びて思い思いの速度で走っていると、今度はりんぱちが遅れている模様。

どうした〜もうすぐ昼飯やぞ!
いや、ちょっと……膝が……。
(ガタッ)

なんということでしょう……折り返し地点を前に膝のおっさんの気配がりんぱちの周囲に漂っています。話を聞くとちょっと痛む程度とのことなので、ひとまずは休憩ポイントの蕎麦屋まで頑張ることになりました。
このとき、もっと真剣にりんぱちから話を聞けばよかったと、大きく後悔することも知らずに。

(……慢心はあかんで)
(取り返しの付かへんことになるで)
……?
はるちんどうした。行くで。
……何か聞こえたような。
いや、なんでもない。いま行く。

何故か胸がざわつくも、周りを見ればすでに亀岡市街。ちょこちょこ遅れがちになるりんぱちが気になりつつも、蕎麦屋に到着しました。

さてこの蕎麦屋、食べたりログたっりする界隈で評判が良いので、紹介しようと考えていたのですが……。名前を出して紹介すると、お店の人にブログが見つかったら怒られる内容になりかねない感想を抱くことになりました。
まあひとことで紹介すると「そこそこ美味しいけど提供まで1時間かかる天ざるが2000円」という感じです。『亀岡 グルメ』の検索で1位に出てくるお店には気をつけろ!

望まぬ大休憩になってしまいましたが再出発。休みすぎて逆に足が固まってしまうという現象に驚きつつ、今度は元来た箕面を目指して南へと進路をとります。
亀岡盆地を抜け6号線に入り長く緩い坂をしばらく進んでいきますが、やはりりんぱちが辛そうです。

大丈夫か?
ん〜…行けんこともないけど……。
言うても帰るしかないしなぁ……。
まあ頑張るよ。

と言いつつも力を入れずに回すだけでも痛むとのこと。とりあえず前の4人には先に行ってもらい、りんぱちのペースに合わせて少しずつ進んでいきます。

〜〜ッ!
(辛そうやけどどうしようもないしなぁ……)
だから言うたやろ
うわあぁ!ひざのおっさん!?
……? いなはるさんどうした?
え、いや! ひざ! ひざの!!
心配せんでええ。
わしの声はキミにしか聞こえてへんし姿も見えへん。
なんやその設定……。

最初はりんぱちの膝に触れていただけのおっさんでしたが、距離が伸びるにつれぴったりと張り付くようになり、清阪峠を越えた頃には完全に膝十字固めがキマっていました。
流石にこれ以上進むのは無理じゃないかと言う話になり緊急会議。

どうする、どっかで待ってもらって車で迎えに来るか?
いや待つにしてもこのへん民家くらいしかないぞ。
じゃあもう救急車呼ぶか。
いや流石に救急車は……。
でも乗れへんのやったらどうしようもないやん。
膝は下手に無理したらヤバいしなぁ。

行くことも戻ることもできずに山のど真ん中で途方に暮れる我々。楽しかったサイクリングは膝の痛みひとつで危機的な状況を迎えていました。

だから言うたやろ。
無理してもええことはあらへん。
亀岡で街中のうちに何とかしとかへんからや。
……。
……。
俺、行くよ。
……!?
最後まで頑張るわ。

男気・りんぱち、正しい決断かは分かりませんが、痛みを押して自走で出発点まで帰ることを決意しました。
残された上りはあと一箇所。健常な状態でも苦しめられる最大斜度15%を超える清渓小学校前の激坂区間です。「いける所までいく」と決意したりんぱちはゆっくりとしたペースで上り続け、最後には足を付いてしまいましたが、最終的に今日の全ての上りを自分の足だけで走破しました。

素人判断だったことは間違いないし、ひょっとしたら本当にリスクの高い痛みで、何ヶ月も後を引く可能性もありました。それでも我々はりんぱちの頑張りを称え、この日のヒルクライムを終えたことを心から喜びあったのです。

-----

……それがキミらの『答え』か。
いつか後悔するで。
……まあ、好きにしたらええ。


…To be continued?

▽ブログ村 ロードバイクランキングに参加中▽
posted by いなはる at 22:36| Comment(2) | ライドレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする