2015年04月27日

チャレンジ琵琶イチ210km 前編 〜怒りのゆるポタ〜

〜2015年 2月頃〜

4月にビワイチ160km行くぞ−!
お、おう。頑張って鍛えるわ。

〜同年 3月頃〜

ホテルがちょっと遠いから180kmになるぞー!
マジか〜……まあ時間かければ。

〜出発直前〜

平坦だけやとつまらんし山追加!210km!
……。

いなはるは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の部長を除かなければならぬと決意した。いなはるにはゆるポタがわからぬ。いなはるは、チャリ部の新人である。乙女ギアを履き、インナーローで回して来た。けれども強度に対しては、人一倍に敏感であった。

ゴルカスは人を殺します。
なぜ殺すのだ。
皆が強度を求めている、と言うのですが、誰も望んでは居りませぬ。
たくさんの人を殺したのか。
はい、はじめは淀川で。それから、山で、谷で、多くの部員を殺しました。
おどろいた。ゴルカスは乱心か。
いいえ、ゴルカスはアホなのです。
あー……。

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アホなら仕方ないと迎えた当日の4月25日。

前日に仕事を終えてから輪行で南草津へ到着するや否や、駅近くのビジネスホテルにチェックイン。5時には無理矢理起きて、眠い目を擦りながら覚醒していないタイトな胃袋に菓子パンをねじ込みます。

6時前には近くのコンビニに集合。
今回の参加者はいなはる、ゴルカス、ドテチン、ちむ、アルベルト、かみやん。
そして、最後の一人はなんと関東からの参加! 初めて一緒に走ることになることになる『プロ』と合流します。

おーっすプロ―!
おはよーっす!
あれ、そのステム……。
うん、買った。○万円。
えっと、サドルはなんぼやっけ?
○万円かな。
ホイールは?
○○万円。
そのガーミンは……。
510にした。
シートポスt
○万円。
サイズ間違って買って無駄になったのが○万円だね。
『さすがプロ−!』

まさかプロ選手というわけでは無く、プロも我々の多くと同じく始めたばかりの新人自転車マンです。
ただ、「金の使い方がプロっぽい」という理由からプロの愛称で呼ばれている彼が今回のゲストとなります。
とはいえ機材だけが優秀と言うわけではなく、関東ではそのえげつない勾配で悪名高い天目指峠や子の権現にソロで挑むといった末恐ろしい逸材でもあります。

今日はそんな彼を含む、7人中5人がロードバイク歴半年未満という不安しか残らないメンバーで琵琶湖一周、通称『びわいち』というローディーなら一度は挑戦したいコースの制覇を目指します。

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準備もそこそこに南草津をスタート地点に出発。

今回は琵琶湖大橋を一周の南端に設定しているので、まずはそこまで。いきなり巡航速度が35km/hを超えるも身の安全を守り隊からブーイングが起こり、30km/h弱をキープ。ほどなく「あの」ピエリ守山が視界に入り、実際の意味での一周が始まります。

とはいえ今回は完走が目的。
山やCRのような強度ではなく、今までと比べると比較的穏やかに進行します。

大きなトラブルはありませんでしたが、途中ちむさんがパンク。これだけ人数がいるのに誰も使ったことの無かったCO2ボンベが登場し、一瞬でタイヤがカチカチに膨らむと拍手が起こります。

biwa01.jpg

これは買うしかない。
また経済を潤してしまう……。

小ネタもはさみつつ概ね快調に距離を伸ばしコンビニ休憩。


バイクラックがある!滋賀すげー!!

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なんとコンビニの入り口すぐそばに立派なバイクラックが完備!しかもただ置いてるだけでなく、パイプがセメントで埋められていたので、コンビニが建ったときからローディーに向けて用意されたものだと思います。
ひとしきり感動して写真を撮っていると、たまたまお店から出てきた地元の主婦らしき人から「頑張ってくださいね。お気をつけて」と声をかけられました。

すごい……滋賀すごい。ローディーにあったかい街や……。

じんわりと胸に暖かさを覚えながらコンビニでトイレを済ませ、外に出ると何故か部員から冷たい目線。

どしてん。
自転車並べてて気付いてんけどさ。
はるちんのチャリだけでかいからタイヤ浮いてへん。

biwa03.jpg

我々ホビット族としては怒りを隠しきれない。
すまんな。

背だけは高い自分に皆からの理不尽な非難。某掲示板ではあまり背の高くない人が愛車の写真を貼ると「ホビット乙」とレスが返ってくるそうです。

みんな水補充したー? はるちん以外。
きびしー。

そのあとも順調に進み何度か小休憩を挟みながら奥琵琶湖、ちょうど琵琶湖の北端あたりに到着。100kmを超えたあたりのコンビニで最初のお昼休憩に入ります。なんでも100kmくらいまでは朝飯さえしっかり食べれば、後は軽くでも何とかなるそうですが、100kmを超えてくると昼飯を二度三度と摂りしっかりカロリーを入れておかないとハンガーノックに陥りがちになるとか。

コンビニの駐車場に入ると小柄な女性がiPadみたいなものでこちらを撮影しています。

俺の嫁。
ゴル嫁です。
……!

実は事前に聞いていたのですが、この日はゴルさんの嫁ことゴル嫁がサポート&回収車として出動。なんやかんやで200kmオーバーの長丁場。機材の故障や膝の故障の不安もあったので日中時間のあった彼女に白羽の矢が立ったのでした。

タイム係もきたし始めるか!
きたか……!

ざわつき始める一同。
そう……この日は琵琶湖一周だけでなく部内対抗・チキチキ奥琵琶猛レースが計画されていたのです。
平地と山岳を組み合わせた信号のない12kmのコース、山に入ったところでゴル嫁にタイム差まで知らせてもらえるという、部内のおちゃらけレースとは思えぬほど気合の入った内容です。

なんだかんだで皆もこの勝負には意気込んでおり、開始前から波乱の予感……。

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部内対抗レース&琵琶湖一周後編へ続く
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posted by いなはる at 23:30| Comment(4) | ライドレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月22日

STRAVA新機能『Flybys』が面白い

このブログでも何度かデータを引っ張ってきているSTRAVA(ストラバ)。
簡単に説明すると、GPSでサイクリングやランニングの記録をサイコンやスマホ経由で保存できるアプリ・WEBサービスです。

自分の走行記録を残すのはもちろん、フォローした友人や同じコースを走ったサイクリストとタイムを比較したりもOK。
特に人気なのが、各地に点在する『区間』。stravaにあらかじめ設定された区間を通過するだけで、操作不要でタイムを抽出してくれます。過去にその区間を通過したアカウントのタイムがランキングとして表示され、自分の実力や記録の更新などが一目で分かり、ロードバイクをもっと楽しむことができるサービスです。

詳しくは公式サイトに行くか紹介ブログなどを探して頂くとして、今回紹介したいのは新たに実装された『Flybys』
直訳すれば上空飛行。GPSで記録された走行ルートや通過時の時刻を元に、あたかも上空から撮影されたようにアクティビティを再生できるという機能です。

言葉では説明が難しいので、キャプ画像を使って詳しく紹介したいと思います。


st1.jpg

まずは個別の記録を表示させ、『Flybysを見る』をクリック。

すると全面に走行ルートを含むマップと、左側に操作パネルが表示されます。


st2.jpg

操作パネルに自分のアカウントと一緒に走ったアカウント、さらに関連のありそうな人も表示されるので、アクティビティを再生したいアカウントにチェックを入れます。もちろん複数のアカウントを同時にチェックできます。

準備ができたら再生ボタンをクリック。
時間経過に合わせてアイコンがソロソロと動き始め、誰がどのようなペースで移動したのかを楽しめます。
再生ボタン下側のスライドで時間のスキップ、右側のスライドで再生スピードが調整できるようです。


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だいたいグループライドだと、こんな風に固まって走ることになると思いますが……


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ここでグループが2つに分かれた、とか……


st5.jpg

アタックを仕掛けたぞ!とか……


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それぞれ自宅から集合場所に移動している様子などなど。

特にグループ内で競争をすると、その時は必死で周りの状況が把握しきれないですけど、こうやってあとから俯瞰で見ると誰が千切れたとか実はギリギリまで詰められてたなんてことも分かって面白いです。

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新機能とか書きましたが、最近気付いただけで実は以前から実装されていたかもしれない。


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posted by いなはる at 15:17| Comment(4) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月20日

新入部員爆誕 〜絆のライド〜

私こと今このブログを書いているいなはるが、社会人なんちゃってチャリ部・NEST-Ragnarøkに入部したのがほぼ3ヶ月前。
納車4日目にして淀川沿い嵐山進軍110kmの洗礼を受け、その後も山に平地にと散々可愛がりを受け、気が付けばソロでも北摂を駆け巡る元気なインターネット自転車マンに成長しました。

そして部内の新人の座を守ること3ヶ月、ついにチャリ部へ新入部員が加わることになりました!

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4月18日(土)

……もう無理。
し、死んでる……!

彼の名前は鍵さん。
半分チャリ部と化しているネトゲ組に在籍しているため、自転車トークに包まれた状態でひと冬を越し、洗脳は完了しているはず。春の訪れと同時にロードバイクデビューの覚悟も完了し、晴れてこの日が実走デビューとなったのでした。

チャリ部それぞれ住むところが違うので、順次淀川沿いで合流という流れだったのですが、私が十三大橋の付近で合流した時点で鍵さんの顔色は真っ青。普通の人なら自転車に乗らせるどころか日のあたるところに連れ出してはいけないレベルでしたが、彼の場合はこれが平常運転。
むしろ土気色をしていないだけ若干調子がいいまであります。

動いてたら血も巡ってくるしいけるよ!

もちろん本気で引き返すわけもなく、ゆるゆると淀川を遡上していきます。

とはいえ今朝人生で初めてロードバイクに跨ったという初心者も初心者、ペースは控えめで20km/hに満たない程度です。
まあ速度云々の前に今朝人生で初めてロードバイクに跨ったという初心者をその日のうちに100km引きずり回すという行為を法が許してくれるのかという話ですが、私のときでも(残念なことに)チャリ部がブタ箱にぶち込まれることもなかったので多分大丈夫でしょう。

そのまま道中でゴルカス、アルベルト、かみやんと順番に合流していきます。
私も初回は25km/hでゼェハァ言っていましたが、自分でも驚くことに3ヶ月たった今では20km/hでは物足りなさを感じます。鍵さん以外の部員もそれは同じようで、2人ずつくらい速度を出し先行して要所で待機orマスタング形式で引き返してくるというパターンを何度か繰り返し調子に乗って遊びます。

途中の直線路でアルさんの肉弾列車や、ドテゴルトレインに乗っかり、追い込まれて踏みっぱなしになったときには結構な事になっていました。

0418kukan.jpg

殺される。

後日談ですが、翌日に普段の山ルートでもならないような筋肉痛に襲われました。

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御幸橋で長めの休憩をとり、桂川に移ったら改めてずんずんと嵐山を目指します。
今度は鍵さんの様子を見ながら後方部隊でゆるゆると進んでいくと、見事に咲いた菜の花に包まれた細道に入りました。

おー!ポタリングって感じやん。
ほんまや……俺が求めてたんはこれやったんや!

周りのロード乗りブログを見ていると、ジェラートを食べたり米粉パンをお土産にしたり、花見ライドをしたり絶景を巡ったり、果てや女性ローディとキャッキャしたり……。
方や自分のブログを振り返ると、アラサーのおっさんたちがプギィ!プギィ!とブタのように啼きながら汗と鼻水を垂れ流し、苦痛に歪んだ顔で坂を登るばかりの内容。
私はこのブログで何を伝えたかったのか。ロードバイクの魅力を、読んで下さっている方々に伝える使命があったのではないか……!

ほらはるちん、写真撮らな!ブログに載せよ!
お、おお……。

この匂い立つ菜の花の風景を、少しでも届けなければ……。
膝のおっさんという飛び道具を使ったり、落車であざとくアクセスを稼ぐようなブログから脱却するならこの機会を見逃してはいけないはずだ。

……。
いや、写真は撮らない。
えっ?
俺が伝えるべきことはここにはない。
俺はこれからも、汚いブログを続けるよ。
はるちん……。

これからも当ブログは騙し合いの罵り合い、嘘吐きクソ野郎どもの汗と鼻水と膝痛にまみれたベトベトの内容でお送りさせていただくことになるかと思いますが、お付き合いいただけましたら幸いにございます。

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と、至極どうでもいい茶番を演じている間に気が付けば嵐山は渡月橋は目前。

……なのですが、あまりに人が多い。多すぎる。
我々自転車乗りだけでなく、世の人々にとってもこの日は久しぶりに天気に恵まれた土曜日。出歩くにもちょうど良い気候で、渡月橋2km手前の地点ですでに人が溢れかえっていました。

渡月橋周囲のお店でお昼を食べて折り返しという計画でしたが、恐らくどこの店も入れないだろうと判断。さらに歩道・自転車道も歩行者で混雑しており、自転車で進むのは危険を感じるレベル。

少し残念ではありますが、鍵さんを見ても渡月橋を見たい気持ちが帰りたい気持ちにコールド負けしていたこともあり、コンビニで昼休憩をとってそのまま折り返し帰ることになりました。

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復路に入ってしばらく進んだところで京都・滋賀方面から自走でやってきたゴルさんとかみやんとはお別れ。大阪組だけで淀川を河口目指して下っていきます。

その後二人と入れ替わるようにしてちむさんと御幸橋で合流。午前中は仕事だったようですが、昼から急いで駆けつけてくれました。

いやー『凄い追い風』でさぁ。貧脚の俺でも40km/h以上余裕で出たわ!
……。
……。
あのさぁ……。

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なんやこの風はあぁぁぁ!!

淀川復路のお約束、『凄い向かい風』が一行を襲います。往路では無風か若干の追い風、頼むから帰りもそのままでと願っていましたが、淀川の洗礼は初心者を殺しにかかります。

鍵さん大丈夫かー!
もう無理やー!
脚つりそうやし、お尻痛いし、もう回らへん……!

そこそこ慣れてきた自分でもキツいかなりの負荷を感じている状況、ロードバイク歴一日で走行距離は60kmを突破した鍵さんにとって想像を絶するほど辛いに違いありません。

でも進まないことには帰れないし……。

そもそも初心者を100km引きずりまわすことに疑問を感じろという話ですが、今はとにかく無事に帰ることが先決です(決して自分がやられたことをやり返しているわけではない)。策がないかと考えあぐねているとアルベルトが動きます。

俺に任せろー!!

ここでまさかのアルベルトによるPUSH!
横から鍵さんの背中を押しながら、この逆風をものともせず、なんと25km/hでゴリゴリと進んでいきます。

マジか!と目を疑いますが、ここで黙って見ていては男が廃ります。

代わるぞー!うおおぉぉ!!

アルさんに代わり鍵さんの背中を押しペダルを踏みつけます。
が、やはり出力の差があり私では思ったように速度が維持できません。

あかん、俺の力では続かない……!
鍵ぃ!はるちん!負けるな!!
ちむさん!!

なんと自らを貧脚と卑下するちむさんが、鍵さんの背中を押す私の背中を押しています!

まだまだぁ!!
アルベルト……!!


push.jpg

さらに力が加わります。
鍵さんを押すいなはるを押すちむさんを押すアルベルトという、どれだけ意味があるのか分からない構図で逆風の中を突き進む我らチャリ部。

汗と鼻水と膝痛にまみれていようとも、絆-KIZUNA-の力で困難を乗り越えようとする姿は、見た目だけからは計り知れない美しさがあったのではないかとこのとき思ったのです。
そう、私がブログで伝えたかったのはこういうことだったのだと。


めっちゃおもろい めっちゃおもろい(パシャパシャ)


……こういうことだったんじゃないですかねぇ。

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かくして紆余曲折あり、鍵さんのデビューライドは死者を出す事なく終了。
100kmを軽くオーバーし、ロードバイクに跨ったその日に120km達成という新たな伝説をチャリ部に刻んだのでした(後半押されっぱなしでほとんど回してなかったことには目を瞑るものとする)。

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posted by いなはる at 23:02| Comment(6) | ライドレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする