2015年05月01日

チャレンジ琵琶イチ210km 後編 〜さよならセリヌンティウス〜

部内対抗・チキチキ奥琵琶猛レース開幕!

部長の思いつきでビワイチに取り込まれたこのレースが行われたのは、ちょうど全行程の折り返し地点。スタート地点から最も遠い場所で、恐らく力を出し切るであろうレースの後に100km自転車をこいで帰らないといけないという、大きな不安要素を抱えたまま挑むことになります。

舞台となったのは琵琶湖の北端に位置する奥びわ湖パークウェイ。
用意されたコースではまず平坦が7km続き、そのまま平均勾配5.5%の坂を4km上りきればゴールとなります。



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それじゃあそこの高架下からスタートね!
よ〜い……ドン!


https://youtu.be/WTBBV47Urzc
※風切り音がうるさいのでご注意ください。ちなみに緑のサドルバッグを付けてるのが私です。

わずか100mほどのパレード区間を終え、ついにレースはスタート!

睨み合いになることも無く、いきなりアルベルトとドテチンが飛び出しました。それもそのはず、この二人は平坦にめっぽう強く、逆に上りに強いゴルカスやかみやんに勝つためには平坦でタイム差を稼がなければいけません。


頂上フィニッシュだったからボクの勝てる要素はゼロだったし、体力を温存する必要も無かった。それならせめて、同じ平坦屋のよしみで上りに開花してきたドテチンをサポートしようと思ったんだ。

逃げは二人。予想通りの展開ではありますがどんどん前との距離が開いていきます。私自身がお遊びとはいえレースというものの駆け引きをよく分かっていないので、あまり速度の上がらない集団の中にいて、そのまま距離を開けられていいものかと不安になった頃。

race1.jpg


信じられるかい?コースの途中に信号があるなんて聞いたことが無いよ。声を荒げて怒っている選手もいたし、そのまま突っ切ってやろうかとも思ったけど、冷静になってその場はちゃんと止まったよ。ペナルティは怖いからね。

メンバーの怒号が飛び交う中でゆるりとレースは仕切りなおし。
もちろんまだまだ平坦は続きますので、先ほどの二人は改めて飛び出し逃げに戻ります。

しばらくは逃げ二人、集団五人というかたちで落ち着きます。
しかしその集団に混じりながらも「逃げ切られるのではないか」「このまま集団で上りにはいってもゴルカス、かみやんには勝てないだろう」という気持ちが重なります。


もしかしたらアタックするタイミングが早すぎたのかもしれない。ただレース経験の浅いボクは直感に頼るしかなかったし、閉塞した気持ちのままこの日を終えることだけは避けたかったんだ。

平坦区間を3分の1ほど過ぎたあたりで最後尾からいなはるがアタック。
巡航速度が控えめだったこともあり一気に引き離したようにも見えましたが、なかなかそう上手くはいきません。ゴルカスにしっかりとチェックされ、速度を維持することもできず置いてきたはずの集団にも程なく追いつかれます。

結局集団五人がほぼバラけないまま上り口に到着。中間地点で待機してくれていたゴル嫁から先頭とのタイム差が伝えられます。


47秒差と聞いたときには心の中でガッツポーズをしたよ。2分までなら上りで追いつける自信があったからね。この時点で、ゴールは集団内での争いになることを確信したんだ。

上りに入り一気にペースが落ちます。平均斜度が5%強と聞いていたので勝尾寺程度のものを予想していたのですが、思っていた以上にキツい。平坦で頑張りすぎたということもあり、息も切れ気味になりながらじわじわと進んでいきます。

ほどなく前方に役目を終えたアルベルトの姿を捉えます。そのままパスしようとしたこちらに対し、ゴッドハンド(弱虫ペダル登場人物の福富寿一が得意とする必殺技。効果:対象は落車する)を繰り出そうとしてきましたがそれも回避し、先を急ぎます。

上り区間を半分ほど進んだところで今度はドテチンを視界に収めますがなかなか差が縮まらず。むしろゴルカスとかみやんはそのままドテチンをパスする勢いで、私のペースが落ちてきている模様。
ここが踏ん張りどころだと、声をかける余裕もなく気合でパス。なんとか先頭の二人から離されないように踏ん張りますが、じわじわと距離を広げられます。

結局残り1kmほどの地点で前との差は心を折られる距離に。振り返ればまだドテチンの姿が確認でき、必死に3位のポジションを守りつつ、自分に関してはドラマティックな展開もないまま3位でゴール。

トップは最後まで先頭争いをしていた二人のうち、ゴルカスが力を絞りきったスプリントで1位フィニッシュ。
続くかみやんが9秒差。3位の私こといなはるが28秒差で、4位ドテチンが56秒と1分切り。少し遅れてプロが1分9秒差でゴール。

死体置き場となったゴール地点で息を整えながら、姿の見えない残りの二人を待ちます。5分ほど経ったところでアルベルトとちむの影が並び、肩を組んでの友情ゴールかと思ったその瞬間。


裏切った!裏切ったぞ!!


race2.jpg

アルベルトを置き去りにちむが猛烈なスプリント。6位という結果でしたが、あたかもステージ優勝を果たしたかのような表情でゴールラインを割りました。


昨日の夜、ベッドの中で何度もこの光景を想像したよ。周りは強い選手ばかりだったし、ボクにできることは少なかったかもしれないけど、信じることはやめなかった。そう、琵琶湖へは表彰台に上るためにやってきたんだ。そして今、一番立ちたかった場所に僕は立っている。

なぜか6位のポジションからドヤ顔でかっこいいインタビュー風のコメントを残し、レースは終了。
全員が全員脚を使いきり、満足げな顔で終えたばかりのレースを振り返り談笑しながらしばしの休憩となりました。


よーし!じゃあ残り100km、帰るぞー!!

race3.jpg



し、死んでる!!

帰りのコンビニで、ちむさんが天に召されるなどのハプニングもありましたが、かなりの追い風に助けられながら順調にゴールへと進みます。

最後の最後、琵琶湖一周のフィニッシュ地点となる琵琶湖大橋西側が最後の上りとなり、ここでもスプリント合戦が始まりますがやはりゴル部長には勝てず。
橋のてっぺんで車道に吹き飛ばされそうな風に襲われながら、なんとか無事に一周できたことを祝しました。

じゃあ南草津まであと20kmね!


race3.jpg

し、死んでる!!


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その後もヘロヘロになりながらにスタート&ゴール地点に到着。
スーパー銭湯では人生で最高の風呂に入り、居酒屋では人生で最高のビールを味わい、電車のあるうちに解散となりました。

いや〜キツかったけど面白かった!あとは家に帰って人生で最高の布団に入るだけやな!!

race4.jpg

自宅まで自走だと言うことを思い出し、深夜の駅で天に召されるおっさん一人。

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お疲れ様でした。



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posted by いなはる at 11:37| Comment(4) | ライドレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする