2015年08月21日

小豆島一周(仮) 〜最高の夏ライド〜 後編

前回のおさらい〜

続く猛暑日に心折れてスプラトゥーンばかりやってたらすっかり自転車が弱くなってしまったいなはるさんを尻目に、トイプードルから狂犬へと進化したちむさん率いる我ら自転車部は、夏ライドを満喫するべく小豆島へ向かったのであった。

が、最初の通過ポイントである二十四の瞳ロケ地へ入る道を盛大にスルーしたのであった。

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……。
……。
予定通り進めば時間余るし一周し終わってから最後に寄ればへーきへーき。
せやな。

コースプロフィールからして時間を余らせて一周できるかどうかに大きな不安はあったものの、来た道を戻るのは効率が良いとは言えないのでひとまずはその案を採用。
気を取り直して再スタートです。

改めて、今回のスタート地点は小豆島南東に位置する坂手港。
そこから時計回りで自転車で走れる道がある限りは、できるだけ一周しようという分かりやすい目標設定です。ただ一周には本来必要ないはずの、島中央の山へ向かうルートを含んでいる点が個性的ですね。

スタート地点からしばらくはそこそこに市街地。
28号線からR436は醤油工場やオリーブ園などの観光地も多く、そこまでの緩急もありません。

様子が変わったのはR436から251号線に左折し、中央南部の半島に入ったあとでした。

数百m〜1km、斜度5%程度の登りが幾度となく現れ、登り切ったあとは登った分だけのダウンヒル。そして下りきったかと思えばそのまま登り返しという、まるでジェットコースターのような道が延々と続きます。

さいっ     こーーーーー!!
気持ちーーーーーーーーーーー!!

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登りとはいえスタートしたばかりでサラ足の状態、距離的にも疲れが来る前に登り切れてしまいます。
なにより下り。道は綺麗、急すぎず見通しの良いカーブ、交通量も少なめとあって、ダウンヒルが苦手な私も自然と笑顔になってしまうような気持ちのいいコース。

最高の夏はここにあったんだ……!
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……。
……ただただつらい。
なんやねんこれ。

目の前に現れたのは今回のルート一番と言ってもいい激坂。
15%を越え、北摂で言えば堀越峠や箕面川ダムを想像させるような壁に最高の夏も強制終了。残しておきたかった足をやむなく使い、なんとか踏破していきます。

実際に冷や汗が出るほどのキツい坂でしたが、初めての道を往くときはこういう出会いも醍醐味。
そしてなんと言っても小豆島は景色が最高。
基本的に海沿いの道を走ることになるため海岸側は開けていることが多く、空と海、浮かぶ島々といった景観は内陸では味わう事ができない素晴らしいものです。

相変わらずアップダウンしかない道が続きますが、先ほどのようなレベルの激坂はなく、気持ちの良いライドが続き、南西側の半島も順調にクリア。
このあたりがラストコンビニになるとのことなので昼食を済まして昼からは島の北側へ。

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軽快に飛ばし、ルート断面図でこれ以上無いほどに主張していたマウンテン『寒霞渓』の入り口を目指します。

……。
どうしたん?
通り過ぎてない?

ふと不安になってスマホで地図を確認すると、またしてもマウンテンの入り口を盛大にスルー。

とりあえず寒霞渓は戻って登るとして、下りは元来た道じゃなくて東側に降りないと時間的に厳しいかも。
いや間に合うやろ。せっかくやねんからちゃんと一周しよう。
せやな。

というわけで行きすぎた道を逆戻り。もちろんアップダウン付きです。

よーしじゃあ本日のメインイベント行くか!
あのあの。


パンクしました。
oh...

タイミング悪くパンクに見舞われ修理タイム。若干手間取り、時間を30分ほどロスしてしまいます。

下りは元来た道じゃなくて東側に降りないと時間的に厳しいかも。
せやろか。
せやで。

トラブルが続いてしまいましたが気持ちを切り替えて寒霞渓ヒルクライムスタート!

寒霞渓は色々な登り口があるようですが、今回は島の北側から南に向かって登るルート。前回記事に掲載した断面図からも分かるように、約10kmで700m強を一気に駆け上るというなかなかパンチの効いた山です。

関西で言えば六甲山・逆瀬川ルートが11kmで800mですので、数字だけで見れば似ているといえますが、実際にはかなり性格の違うコースになっています。逆瀬川は序盤が緩斜面で後半は15%を越えるような激坂も登場しますが、寒霞渓は6〜10%程度の登りが淡々と続いていく感じ。

そこだけ聞くと単調に感じてしまいそうですが、広がる絶景がアクセントになり「これだけ上ったんだ」という達成感から最後まで飽きずに上ることができます。信号がゼロで車通りが少ないのも嬉しいですね。

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会話ができる程度の強度で上ってきましたが、最後1kmは10%ほどの急斜面となりなかなかの心折設計。
それでもえいやっと登り切れば、観光名所にもなっているゴール地点で補給や休憩にありつくことができました。

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ルートについては時間的に安全策を取り、元来た道ではなく北東方面へ下り、そこから島の東・南東の海岸線を通り港まで戻るルートを選択。

今回のボスを倒したあとも容赦なくアップダウンが続き、じわじわと削られながらもスタート&ゴール地点である坂手港を目指します。

東側を制覇し、残りは南東に位置する半島だけ。
こちらも海抜0から標高200mまでの上りが会ったりと気が抜けませんが、ゴールも近く、気合いを入れ直します。

……。
どうしたん?
通り過ぎてない?

ここで本日三回目のルートミス。
どうにも下りの途中にあった脇道に入らねばならないところを直進したようで、半島を横切るようなショートカットで進んでいたようです。

……。
……。
……。
早めに戻ってしょうゆソフトクリーム食って帰ろう(提案)

恐らく戻っても時間的にはギリギリ間に合うとは思われたのですが、一度下ってきた道を上り直すという苦行を回避したいのと、最後にご当地スイーツを食べて強引にゆるぽたにしてしまうという私の強い要望によりそのままスタート地点近くの市街地へ出てしまうことに。

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しょうゆソフト美味しい!!
この辺一帯醤油の匂いしかしないし何食っても醤油の味するで。
しょうゆソフト美味しい!!!!

そんなこんなで今回の小豆島一周(失敗)ライドは完了。
下調べが足りず、ルートミスのお陰で綺麗に一周はできませんでしたが、コースとしてはロードバイクを始めてから一番楽しかったと思います。

すっごいよかったな。
小豆島また来ような。
秋頃すぐに来てもいいレベル。
そんなお前らに小豆島(秋)コース用意したぞ。

syoudo_ichi.jpg



……。
……?(可愛く首をかしげる)

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予定は未定。
お疲れ様でした。

▽ヒルクライムは最高▽
posted by いなはる at 17:10| Comment(0) | ライドレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月18日

小豆島一周(仮) 〜最高の夏ライド〜 前編

長いこと更新が途絶えていましたが私は元気です。

いや、元気でもないですね。
連日の猛暑日にやられてモチベーションも下がり気味。なんだかんだで富士ヒル後もほぼ毎週乗ってはいたのですが、7月の後半からは本気で生命の危機を感じてライドの中身は若干薄めでした。

さてそんな中、表題の通り瀬戸内海に浮かぶ香川県は小豆島に行くことになったのですが……。

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小豆島一周すっぞ!
……。
小豆島一周すっぞ!!!
………………。


ちむさんは……、ちむさんは変わってしまった。西淀川のトイプードルとして弱き者の心を知るちむさんは死んでしまったのだ。フレームもコンポも買い替え、楕円チェーンリングへ換装し、今ではパワーメーターを付け平日にローラーを回すようになった。気がつけば登りでいつも千切られる始末。いや、当然だ。彼は機材を強化しただけでなく、鍛えているのだ。富士ヒルブロンズで気が緩んだ僕は完全に置いて行かれてしまったのだ……。彼はもうトイプードルではない……紛う事なき西淀川の狂犬だ……。
はるちんサボりすぎただけやろ。
うい。
イカやりすぎや。
うい。

スプラトゥーンのプレイ時間が120時間を越えました。よろしくお願いします。

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とまあざっくりそんな感じで部内の登坂力の序列が変わり、富士ヒル時と比べて私とちむさんが逆転している現状です。

というわけで軟弱なお前らを鍛え直す!これが今回のルート断面図だ!!

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なんだせいぜい標高100mほどか……ってあれ?
断面図が小豆島名物「しょうゆソフトクリーム」で隠れてない?
えいっ(ピラッ)。

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……。
ちょっとよくわからないですね。
予定獲得票高は3147メートルだ。
うっひょー。

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そして迎えた小豆島一周。
参加者はちむ・ゴルカス・ドテチン・いなはるの4名です。

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今回の移動に利用したのは神戸三宮から出ているジャンボフェリーの深夜便。

自転車を組み立てた状態でも乗船できるのですが、輪行袋に入れておけば手荷物扱いで別料金がかかりません。そして深夜便フェリーは就寝スペースの奪い合いらしく、乗船が後回しになる自転車は雑魚寝すら難しくなるとのこと。

翌日にエグいルートを迎える我々は一般の枠で乗船。整理券も前の方だったので無事にスペースを確保して寝床にありつくことができました。

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明け方に高松へ寄港したときに「船内ではお休み中のお客様も居るので下船される方はお静かに」といった旨のアナウンスが爆音で流れるといった社会の矛盾を突きつけられたりもしましたが、どうやらこのあと予定通りに小豆島は坂手港へ到着する様子。

船内の小さいカウンターで販売していたオリーブうどんなる、かけうどんにオリーブオイルを回しかけてオリーブの実を二つほど載せた相性やらなんやらをガン無視した朝ご飯を頂きます。

腹ごなしもして着替えなりトイレなり準備が済んだ頃に無事坂手港へ到着。
港には十分な数のコインロッカーがあるので、輪行で来た人も手ぶらで小豆島ライドに挑めます。

帰りのフェリーが18時前なので今回はタイム制限あり。
あまり悠長にしている余裕もありません。さっさと準備を済ませて辺りを見渡せばまず目に入るのはマウンテン。あれのうちどれかに登るのかと息も青くなりますが、幸いなことにこの日は晴天で綺麗な青空が広がります。

syoudo_start.jpg


気温も湿度も低く、天候に恵まれた我々はいよいよ小豆島一周に向けて出発!

いきなり緩やかな登りから始まり、小豆島に限らず島の一周というのは基本的にアップダウンが続くという自転車乗りの常識を叩きつけられます。
先は長いのでゆるゆると登りながら今日のルートを確認します。

最初は映画「二十四の瞳の舞台」になった岬へ行くぞ!
どのへんにあるの?
えーっと……。


……通り過ぎてる。
うっひょー。


 >後編へ続く

▽しょうゆソフト美味しかったです▽
posted by いなはる at 20:20| Comment(0) | ライドレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする