2016年02月22日

はじめてのプチナイトライド

2月20日(土)

この日は朝から降水確率ほぼ100%という感じだったので残念ながらDNS……なんてことはなく根性の4時半起きで早朝どころではない未明のライドに出発!

「そこまでしてローラーに乗りたくないのか?」と我ながら笑えてくる行動ですけど、何が悲しくて平日の仕事を乗り越えた後にローラー台とかいう拷問器具に跨らないといけないのか。実走のためなら早起きぐらい文字通り朝飯前ですよ。

予報では8時前には降りだしそうだったので、2時間ほどのタイムリミットと考えると妙見山まで行って帰ってくるのがちょうど良さそうです。
というわけでサクッと準備して5時過ぎには出発!

夜やないかい!!

近頃、日がだいぶ長くなってきたとはいえまだまだ真冬。
この時間は「やうやう白くなりゆく山ぎは」なんてこともなく完全に夜。自宅近辺はまだ住宅街なので街灯がありますが、山の方はどうなってることやら。

ちなみに意図してナイトライドをするのは今回が初めて。
小豆島のマメイチのときに日が暮れてしまい、部員の中華爆光ライトでダウンヒルをこなしたこともありましたがソロは今回が初めてです。

不安を覚えながらも9号線を経て西田橋の交差点に到着。そこから見える範囲は数こそ少ないですが街灯に照らされており、今までは昼間しか乗ってないし記憶にないだけで山道も街灯があったのかも!? と淡い希望を抱きながらヒルクライムスタート。

無いやないかい!!

最近できた彩都へ抜ける道の交差点を過ぎると街灯は消滅。辺りは真っ暗、というか闇です。世界の深淵です。
この日は雨が降る直前ということもあり空は厚い雲に覆われ、月明かりなど明媚なものは微塵もありません。

ちなみに装備は有名かつ定番のCATEYE製「VOLT300」。
詳しい説明は楓鈴さんの詳細なレビュー記事をどうぞ(宣伝)。

まあなんとかヒルクライムの速度なら走行可能なレベル。
15〜20mくらい先までは路面状況やガードレールも認識できますが、心から安心できるレベルとは言えません。ふっと視線をもっと先に合わせると何も見えない状況です。

VOLT1600(定価25000円)欲しいなぁと考えたり一秒でも早い夜明けを切望したりしながら淡々と勝尾寺への道を上り続けます。

……。
(ガサガサッ!ガサガサッ!)
(ひいぃ……あちこちでエニモーが活動なさっている……)
(イノシシとか出なかったらいいけど……)

夜の山は野生動物の宝庫。
特に箕面の山は昼間でも猿を見かけることがあり、暗闇の向こうに彼らの動きを感じます。

(ガサガサッ!ガサガサッ!)
……。
……。
(バサバサバサッ!)
ギャーギャーギャー!
ギョアアアアアアアアアアアアアア!!!!

突如道の脇から飛び出す物体。
恐らくはカラスですが、お化け屋敷クリエイターも参考にするレベルのタイミングで目の前を飛び去って行き、この日の最高心拍を記録。

勘弁してくれ……。

暗闇が恐怖の象徴であることを改めて認識し、ようやく目に映ったもはや懐かしさすら感じる人工の光・勝尾寺に到着。さすがにローディーは一人もいませんね……。

こんな時間のこんな道でも上り切るまで数台の車通りがありましたが、リアライトもしっかりつけていたのでその辺は問題もなく危ない感じはしませんでした。

若干東の空が明るくなり始めた気がしますが、山に囲まれているので平地より日の出が遅くなるのかまだまだ夜。いつもは嫌いな箕面川ダムのトンネルの明るさにさえ安心を覚えながら高山公民館へ。

妙見山の入り口、金石橋へのダウンヒルをはじめた頃にようやく薄ぼんやりと周囲が認識できるようになりました。
そこからすぐに明るくなりそうなものですが、厚雲のせいかライトは手放せない状況で妙見山ヒルクライム。

暗闇の中で一人自転車で山を登るという行為に「なにやってんだろう……」という自問を繰り返しながらタイムアタックです。
最近は100km越えのコースになるため、どうしても後半に脚を残そうと保守的になりTTは控える傾向にありましたが、この日はもう帰るだけ。そこそこ真面目な出力で夜明け前の妙見山を淡々と上ります。

薄暗いため下り区間で若干速度を殺すことになりましたが、前半で自己ベストから30秒早い好ペース。
このまま後半たれなければ自己ベスト!あわよくば23分台!!と必死のもがきでこの時間まだ開いていないゴール地点、駐車場入り口の門扉にかじりつきます。

タイムは……23分57秒!!
24分23秒。
うわああぁぁぁん!!もうまたなのおおぉぉぉ!!

門扉のせいでゴールを通過できなかった&曇り空でGPSがブレがちという悪条件のため輝かしい手元のサイコン記録は闇に消え、久々にstravaの無慈悲な数字が残りました。
まあそれでも自己ベストを7秒更新。無駄ではなかったと無理やり納得します。

ベンチで息を整えているとようやく朝らしい朝に。

おお……光だ……。

古代から多くの人が太陽を神と崇めた気持ちに共感しながら雨が振る前にそそくさと退散。
帰宅直後に雨が降り始め、無事に濡れ鼠を回避してこの日のライドを終えました。

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【まとめ】
完全な暗闇の中でのVOLT300は「20km/h以下の低速ならなんとか走れる」レベル。不安を払拭したり安全性を高めるには力不足。まばらでも街灯のある道なら大丈夫そう。トラブルで日が暮れてしまったときの保険にはなるけど、本格的なナイトライドにこれ一本ではキツいかも。


▽夜はもうこりごりだよぁ〜〜(END)▽
posted by いなはる at 19:24| Comment(4) | ライドレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月17日

パワーウェイトレシオは残酷なり

トレーニングやタイムトライアルに注力したブログで見かけることが多い単語と言えば、「パワー」「FTP」あたりでしょうか。
そのあたりは当ブログでも(かなり適当に)触れたことがあるので省略しますが、今回は別の頻出単語「パワーウェイトレシオ(pwr・w/kg)」について。

基本的にFTPが高い人ほど速く走れるのですが、ヒルクライムでは軽い方が有利なのでFTPだけでは測れない部分が出てきます。そこで体重差も考慮した指針がpwrとなるわけです。
式は簡単で「FTP(w数)÷体重(kg)」つまり体重1kgあたりの出力という計算になりまして、例えばFTPが同じ240wの人でも体重が60kgなら4.0pwr、80kgなら3.0pwrという具合になります。
厳密には異なるのでしょうが、pwrが同じならヒルクライムで同等の勝負ができると考えても大きく間違えてはいないと思います。

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さて我々チャリ部は好んでよく山に行きますが、坂を上っているとドテチンから「体重差考えて!」「パワーウェイトレシオ!!」と怒号が飛んでくることが多々。 私と彼では体重差が確か13kg程度ありますが、以前は「米袋背負ってるようなもんだしな〜w」と茶化していました。まあ私自身が本当にpwrをよく理解してなかったというのもありますけど。

そして今年に入りほぼ同じ時期に私とドテチンはパワーメーターのSTAGESを導入。合わせてFTP計測も実施した結果、234w・235wとほぼ同じ数字を叩き出しました。 ドテチンは落車後の療養明けで心拍が大きく弱っていたりと万全ではなかったのですが、その時点での状況だけを見れば「同じパワーメーターで同じFTP、体重だけが異なる」という、パワーウェイトレシオの影響を比較測するには万全の状況が図らずしも整ってしまったのです。

※注釈
別にFTPが異なっていても比較はできるのですが、単純に同一のパワーを出した時の身体への負担が同じという、体感的にわかりやすい環境になったということです。

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そんなわけでFTP計測の1週間後。無理をしなければ山ルートも何とかなりそうということで、ドテチンを含めたメンバーでいつもの北摂コースへ。

勝尾寺を上り始めたところでドテチンから提案が。

はるちん、同じペースで上ってパワー比較しよ。
お? ええよ。試そか……せーのっ。
ポチー。

といった感じで同時にガーミンのラップボタンをポチリ。
これで区間の最後まで並走すれば、同じ速さで走った時の体重差による必要な出力がリアルな数字となって表れるという寸法です。

私は170〜190w、まだ雑談ができるくらいの強度で進みますが、後半になるとドテチンは呼吸が乱れがちに。やはりそれなりに差があるのかなぁなんて考えながら勝尾寺前の横断歩道でゴール。

ハァ、ハァ……はるちん平均なんぼ?
えーっと、179wですね。
……225w。
え?
俺、225w。
……マジか

なんとその差は46w。
こちらがテンポ走の下限近くだったのに対してドテチンはLT走に達していました。

ここまでとは……。

ざっくりこちらの130%の力で走っていたことになりますね。
ちなみにその後も同じ方法で別の山や峠も走りましたがその結果がこちら。

569449f46e6d2bd4d8b9b7617b6e2b11.png


妙見山はお互いのガーミンを交換して相手のワットを見ながら走ったりしていたので、頻繁に通信が途切れたりしたので他の峠と差が出ましたが、やはり概ね3割増しといったところですね。

人にやさしく。
やせるゾ。


▽バランスが大事▽
posted by いなはる at 23:12| Comment(6) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月10日

豊中-箕面に自転車レーンができてた

私は北摂のふもと、箕面在住ですので淀川サイクリングロードを走るときは一般車道を通って向かうことになります。

ルートとして、関西医大集合の場合は171号線を東に向かい、高槻駅のあたりで170号線へ右折してひらかたパーク付近に突き当たるパターンがひとつ。

もうひとつ河口のほうからがっつり走るときは府道43号線を進み、突き当たった国道176号線沿いに南下して十三大橋からサイクリングロードに入るパターンを選びます。

基本的に車通りの多い道を走るのが大の苦手で、気持ちとしては毎回自転車を車載して淀川からスタートしたいくらいなのですが、駐車場代もかかりますし家族共用の車なので使えないことも多々。仕方なく市街地を走りチャリ部と合流している次第です。

一応池田の方まで行ってから猪名川CRを下り神崎川に分岐して淀川に、という方法もありそうなのですが、如何せん遠回りになるので朝が早くなる&疲れた状態で合流となると考えたらなかなか選び難い。

そんな迷える私ですが、先日のFTP計測in大正池の帰りは十三から176号線・43号線を通って帰る道を選びました。

淀川から離れたら歩行者で溢れる十三駅前を抜け、阪急神戸線の踏切、阪急宝塚線の踏切を通過して豊中市に入ると今度は路駐ラッシュ。後続車を気にしながら庄内駅の近くを通り、長興寺南の交差点を右折して府道43号線へ。
ここまでの176号線の交通量はまあまあ多いのですが、道幅があり片側2車線なので車も余裕をもって追い越ししていきます。逆に43号線は交通量はそこそこですが片道一車線&あまり広くないので慎重なドライバーが後ろで詰まったりなんてこともあり、私の心的疲労は蓄積するばかり。

ストレスに耐えながら中央環状線との交差点あたりまで来ると、何やら道路脇に鮮やかな青いラインが入っています。

lane1.jpg

じ、自転車レーンだ!!

関東都市部で整備を進めるという話は耳にしていましたが、まさか地元に立派な自転車レーンが用意されていたとは!!

堂々と自転車で走れるレーンが車道脇にあるのは本当にありがたい。ペイントされたばかりでペンキの凹凸が気になったりもしましたが、そんなものはドライバーから注がれるゴミ虫を見るような視線に比べたら微塵も気になりません。

いやまあ自転車レーンがあろうがなかろうが、車から見て常に自転車は邪魔な存在なんでしょうけど、どのような目で見られても青いレーンを指さしながら「こ・こ・は・自・転・車・レ・ー・ン・で・す・け・ど・?」とウザい顔ができるのは精神的にめちゃくちゃ楽です。救われる。

そしてこの43号線、通称ロマンチック街道全域(なぜそんな名前なのか知らないし道沿いに居酒屋とかかに道楽とかあって全然ロマンチックじゃない)、箕面高校を越え牧落の交差点まで続いていました。

lane2.jpg

……と、大げさに驚きましたが実はレーン自体は以前から存在していました。
しかしそのエリアが中央環状線の交差点付近&箕面高校付近だけのごく限られた区間だったので、以前は「しょーもな!」と感動にも至らずスルーしていたのです。

43map.jpg
こちらが整備された区間。
赤いエリアが以前から、緑色が恐らく最近に整備された区間です。

私は人一倍「誰かに迷惑をかけているかもしれない」ということに敏感というか、通り越して恐怖を感るので、市街地を自転車で走る行為はとてつもなくストレスが溜まります。実際に迷惑をかけている・かけていないは関係ないのです。

「気にしなければいい」「自転車も車両なんだから堂々とすればいい」という意見は分かります。ただ個人の考え方であり気持ちの問題なので、それは鬱病の人に「がんばれ!」と言うくらい責任のない言葉なのです。

自転車レーンが心の免罪符になるなら「自転車は車道走行」という道交法もそうなのでは? という矛盾については、自転車は車道走行というルールが現状として浸透していない、むしろ歩道走行が常識になっているという観点から私を救ってはくれません。我ながら面倒くさい考えの持ち主です。

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今回整備されたのは2km強と短い距離ではありますが、今までは走りづらい区間だったので助かりました。今後も自転車にやさしい街づくり()が広がってくれると嬉しいですね。
自分の知っている道だけでなく、走りやすい道を探すなど能動的な活動もしていきたいところ。

というわけで北摂方面から淀川に行ったり、逆に市内から北摂へヒルクライムに行かれる方は自走だとどのあたりを通っているのか聞いてみたいです。おすすめがあればコメントなどで教えてくれると喜びます。

ストリートビューで見た感じ、中央環状線を南に過ぎた後は神崎刀根山線が走りやすそう?などといろいろ探しております。
いやほんと新御堂筋線のはしっこを自転車専用レーンにしてほしいくらいですね……。1回300円くらいなら払いますよw


▽交通量のない山は最高▽
posted by いなはる at 14:01| Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする