2015年04月01日

150kmチャレンジ後編 〜裏犬打に死す〜

前回のあらすじ〜
普段は自転車が軽くなるひみつ道具を現ナマで買い漁るチャリ部の部長、ゴルえもん。そんな彼の新アイテム『げきざかドア』で京都南部のヒルクラスポットの入り口である大正池に連れてこられた我々は……。

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かえりたい。
めっちゃいい天気やな。
かえりたい。
今日は距離もあるから休憩少なめな。
かえりたい。

本日は諸悪の根源ゴルカス、登坂病に感染したドテチン、途中から合流のかみやん、かえりたいロボのいなはる、以上のメンバー計4名でお送りします。

京都南部からのスタートはこれで2回目、まずは前回も通った大正池ルートを回ります。
まあ今回の距離や強度はともかく、京田辺発の山ルートにもう一度行きたいと思っていたのは事実。1回目は納車から半月ほどでの挑戦、終始へたれっぱなしでギッタンギッタンにのされてしまう結果となりました。最近では我ながら登れるようになってきたという実感もあったので、今の実力で挑戦したらあのとき感じたトンデモ勾配にどのような印象を受けるのかは興味があります。

大正池のコースは距離にして8kmほど。最後1kmあたりで現れる通称ラスボス以外は2〜4%程度の緩坂が延々と続く感じです。
前はこの緩坂ですら息が上がりっぱなしで苦労したように覚えていますが、「平地みたい」とまではいかないものの、軽めのギアとはいえ踏まずに回す感覚で進めていることを実感。あれですね、走りながらまともに会話ができるって素晴らしい。

キツいときと比べて時間の感覚まで短くなるのか、あっという間にラスボスの入り口に。
杉林の間を走る林道で、ここから急激に勾配がきつくなり最大で斜度13%ほどまで上がります。初回挑戦時は体重全乗せダンシングで倒れそうになりながら、脂汗も垂らしっぱなし。限界ギリギリで何とか登りきった覚えがあります。

……うん、キツいのはキツいけど、明らかに楽になってます。
いやまあ楽では無いんですけど、まだ並走しているドテチンと会話できるほどには余裕があります。「登坂はテクニック」という話を聞いたことがありますが、ダンシングなんかの体重を乗せるだけの動きで、ペダルが回る/回らないの度合いが変わってくるのはどういう理屈からなんだろうか……。

前は永遠にも思えた激坂区間をあっさりクリア。
さすがにこれだけの勾配になるとゴルさんのように加速からのアタックはできませんが、少しずつ山への耐性が着いてきた気がします。

大丈夫、山は怖くない。山は友達!

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……!
なんやこれ!
なんやこれ!
なんやこれ!!
がんばれー。

十数分後、場所は変わって鷲峰山(じゅうぶざん)は犬打峠南側。通称『裏犬打』と呼ばれる、大正池と合わせて京都南部では屈指のヒルクラポイントに二人分の悲鳴がこだまします。
最初の2kmほどは道幅も広く綺麗に舗装された道路でしたが、T字路を左に曲がったところで雰囲気が一変。車がすれ違えないほどの林道になったかと思うや否や10%越え、ときに15%を超える激坂が襲い掛かります。しかも緩急があるのはいいのですが、緩急の緩で7〜8%という鬼畜仕様。目を疑うような上りの連続に一瞬でギアは完売です。

そこの九十九折、道の色が違うやろ。
え?あ、おう……。
車が急勾配で滑らんようにコンクリになってるんやで。

つまり言い換えれば国土交通省や都道府県の管轄部署が認めた激坂です。公人が「気をつけな転げ落ちて死ぬやで」と忠告している坂をなんで自転車で上らねばならぬのか。

生きねば。

生きて帰らねばならぬ。

そもそも脚を温存できるような場所がありませんが、それでも直線ではなるべく踏まないようにし(どう頑張っても踏むことになるけど)、九十九折で傾斜がバグるところは一気に踏み込み勢いでクリア。
坂を登るというより生き残ることに全神経を注ぎ、瞬間的に傾斜が強くなる難所を確実に超えていきます。

このあたりから返事をする余裕も徐々になくなり、ゴルさんが何かを話しかけてくるもガン無視を決め込むという構図が目立ち始めます。できれば喋る体力も脚に回して温存したいと考えていると、また何か聞こえてきます。

右見たらあかんでー。
……えっ?
……はぁ!!?


inuuchi.jpg

目の前に広がるのは今まで見たことのない角度を表すガードレールのライン。衝撃を通り越して笑えてくるレベルです。

なんか丸いのあるー!!

maru.jpg
△参考:丸いの(拾いもの画像)

見た目だけでなく、路面につけられた無数の「◎」の溝が勾配のえげつなさを物語り、道路を作った人の「こんなキッツい坂やと車も滑り落ちるやろからデコボコつけといたらな」という暖かな思いが伝わってきます。そもそもこんなところに道を作るな(怒)
逆にテンションが上がるというか壊れてしまい、必死に脚を動かし続けているうちにこの区間もなんとかパス。

足つき無しで裏犬打を上りきり、そのまま鷲峰山の山頂を目指します。 ここでようやく折り返しという事実に愕然としますが、ここから勾配は一桁台後半をうろうろする感じで、なんとか足も回るようです。前半で力尽きた感も強く、勾配が緩んでも速度を上げる事なくゆっくりと上って行きます。

途中、三叉路を違う方に登り無駄に足を使ったり、坂を登りすぎてドテチンがおかしくなるというハプニングもありましたが(先行していたのでよく分からないが後ろからやたら奇声が聞こえてきた)なんとか山頂付近の金胎寺前に到着!
ベンチに座り込みながら、とんでもない山につれてきたゴルカスを睨み付けます。

ゼェ…ハァ…お前、ほんま……
まあまあ、コーヒーおごったるから。
一年間な?
そんなに?そんなに罪重い?

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ライドレポとしてのピークはここまで。距離的にはまだまだ続くのですが、ちょっともうブログを書く体力までなくなったので次の記事でダイジェストとしてまとめようと思います。 しかし本当に短くまとめる技術を身につけないとやばい。

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posted by いなはる at 23:31| Comment(2) | ライドレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
想像はしていたけれど平地とは全く無縁でくっそワロタです。
でもなんだかんだで登っていくいなはるさんの根性凄いです。ロード始めて数ヶ月とは思えませぬ
Posted by 風鈴 at 2015年04月02日 06:45
風鈴さんおはようございます!
平地とはなんなのか、今後しっかり定義を確認した上で部長には問い詰めていきたいと思います。
最近無茶をしすぎて、健康に良い運動量を通り越し全身がボロボロです…死にとうない。
Posted by いなはる at 2015年04月02日 09:56
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