2015年06月17日

富士ヒル90分切れんのか! 当日前編

参加までの経緯
富士ヒル90分切れんのか! 準備編
富士ヒル90分切れんのか! 前日編

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2015年6月15日 午前4時

興奮からの入眠障害を覚悟していましたが、前日の半徹とドリエルの効果で快眠。
プロの声で目が覚め、真っ先に窓の外を確認します。

降ってない……。

まだ外は真っ暗な状態ですが、窓の外に手を伸ばしても雨粒が当たることも無く、どうやら地面も濡れていないようです。
次いでテレビでも確認。午前6時までは雨マークですがそれ以降はくもりの表示に。
これを信じて良いならば、少なくとも土砂降りの中でのヒルクライムは回避できそうです。

とはいえ外が白んできてから改めて確認すると雲はかなり厚い様子。
朝食と準備を済ませ、いつ降り出すか分からない状態の中、自転車で会場へ向かいます。
結局降ったり止んだりで一喜一憂していたのですが、スタートからゴールまでの間は雨に濡れることはありませんでした。

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ほどなくスタート時間が近づき、各自待機場所へ。
参加者が8500人ととんでもない数なので、事前の申告タイム順に数百名ごとに区切ってのスタートとなります。我々は混雑避けを目的に申告タイム詐欺をしていたため、前半のウェーブに組み込まれていました。

聞いてないんだが。

4月のエントリー時、出先にいたため情報が共有できていなかったドテチンは100分で申請。80分で登録した我々とは待機場所が大きく離れてしまいました。

心細そうにするドテチンを残し、5人はわいわい仲良くスタートゲート近くの待機場所へ。

なんでや。

残りの5人は全員80分で申告したはずですが、皆が第5ウェーブなのに対し私だけ第4ウェーブ。80〜90分前後は最も人が集まるらしく、2つに分かれてしまったようです。

部長であるゴルカスからの「全員ブロンズをとってこい」のオーダーを胸に刻みつつ、ひとり第4ウェーブの列へ向かいます。

気がつけばアナウンスは第3ウェーブのスタートを知らせています。
棒立ちしているだけなのにサイコンが示す心拍数は120。緊張感がMAXに達したところで第4ウェーブのスタート時間を迎えました。

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ついに富士ヒルクライムスタート!

こういう大人数の大会は短距離走のように号砲で一気に走り出すわけではなく、並んだ数百名が前の方から徐々に動き出す感じになります。私はせめて正々堂々80分で申告した人の邪魔にならないためにも列の最後尾でスタート。
実際のスタート時間から2〜3分かけてようやくスタートのゲートをくぐります。

さらにゲートを通過した後もしばらくはタイムに関係のないパレード区間。集団をバラけさせて安全に走りやすくしつつ、計測開始地点まで身体を温めることになります。

といったところで目印となる交差点を過ぎ、間もなく計測がスタートします。
どこかなとソワソワしていると前の方から「スタートあれじゃない」といった声が聞こえてきたため、慌ててサイコンのボタンを押して計測を開始させました。

が、ここでいきなり痛恨のミス。
他の選手の声に釣られてしまいましたが、本当はもう少し先。数十秒手前でボタンを押してしまったようで、いきなりタイムに誤差が生じます。実際の計測ラインでタイムを確認しておけば誤差何秒か分かったものの、テンパってしまいそれもできず。

やってしまったことは仕方ないと気を取り直してペダルを回します。

パレード区間をかなりゆっくり進んだので第4ウェーブの選手はほとんど先に行っており、むしろ最初の1kmで第5ウェーブの選手が次々に追いついてきました。
しかしこの方たちは真に80分を目指す方々。90分のブロンズ目標の私がこれに張り合ってはオーバーペースだと分かっていたので、はやる気持ちを抑えて大人しく抜かれ続けます。

指針は周りの選手ではなく手元のサイコンとペース表。
出力や平均速度をチラチラ確認しつつ、1kmごとにラップを設定し、目標のタイムをオーバーしないよう調整していきます。

しかしここでもトラブル、というか予測していない事態に。
勾配の緩急を加味しつつも平均速度を維持しようとすると出力が250wを越えてしまいます。

出力というのは私も完全に理解はしていませんが、パワーメーターという専用の器具で測るもので、「どれだけ力を出しているか」を数値化したものです。
計測方法が確立されており、私は20分計測で平均265w。そこから計算して『1時間維持できる限界の出力』であるFTPという値が241wとなります。

※補足
パワーキャルという簡易メーターを使用しているので本当のワット数はもっと低いものと思われます。

つまりぴったり241wで走り続けても維持できるのは60分まで、そこから先はたれてしまうというわけです。

そして今回は目標タイムで90分の長丁場。
241wでも維持できるはずがないのに、最初の1kmで目標タイムを維持しようとすると250wを越えてしまうというわりと絶望的な状態です。

実際に90分維持しようと思えばFTPの90%、217w程度になってくると思われますが、とてもその数字では目標タイムに届きそうにありません。

パワーを信じて90分には間に合わない217wで走るのか、パワーを無視して90分に届きそうな250wを続けるのか……。スタートから間もないうちに究極の選択を迫られてしまいました。

今回の目標はあくまでブロンズ90分。
120分でも100分でも90分1秒でも意味するものは同じです。

例のザク豆腐さん謹製タイム表をベースにすることを決め、30分や60分時点でたれてしまっても構わないと決意し、パワー表示は相対的な指針に留めることにしました。

2km、3kmとやはり250w前後で進んでいき、タイムもほぼ設定どおりで進行しますが、感覚的にオーバーペースという感じもしません。
5km地点での目標タイムは21分38秒、サイコンが示すタイムは21分22秒。そこからスタート地点の誤差を仮に10秒差し引くといい感じのペースだと言えそうです。

辛くないわけではないですが、250w前後の出力を維持できたまま10km地点でもタイムは目標40分41秒に対し40分11秒。

登り続けるコースとして、ここから先は逆瀬川〜六甲山を越え未知の領域。
徐々に脚も心肺も削られてきているのが分かりますが、ここから先まだまだ14kmたっぷりとコースは続きます。

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10km地点までの目標タイムと実測タイム差異
距離 目標 実測 誤差
〜1km 4:17 4:13 -4
〜2km 8:56 9:03 +7
〜3km 13:42 13:42 0
〜4km 17:57 17:48 -9
〜5km 21:38 21:22 -16
〜6km 25:46 25:19 -27
〜7km 29:22 29:04 -18
〜8km 32:38 32:28 -10
〜9km 37:05 37:01 -4
〜10km 40:41 40:11 -30
※実際にはスタート時に早くボタンを押しているので、さらに10秒〜30秒ほどアドバンテージがあることになります。

後編へ続く

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posted by いなはる at 19:59| Comment(2) | ライドレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私もスタートの少し手前で計測を開始しますよ
サイコンの誤差で目標達成ぬか喜びとか切ないので!
精々5秒くらいですけどw
Posted by ザク豆腐 at 2015年06月18日 08:06
ザク豆腐さんこんにちは!
最初の1〜2kmはテンパったままで全く意図しないフライングスタートをキメてしまいましたw
本格的に登り始めるとそれどころではなく緊張もどこかに行ってしまいまったので良かったです。
Posted by いなはる at 2015年06月18日 12:14
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